大罪の内でも最大のものを教えてあげようか？ 同胞を愛しているなら、自分が愛しているというそのことを、彼に伝えよ。 大罪とは、アッラーにシルクを犯すこと、親不孝、殺人、他人の権利を奪うことを意図した嘘の誓いである。 未亡人と恵まれない者のために奔走する者は、アッラーの道において奮闘する者のようである。 「七種の破滅的な罪を避けよ」。人々が「アッラーの使徒よ、それらは何ですか？」とたずねると、彼は言った：「アッラーに対するシルク、魔術、正当な理由もなくアッラーの禁ずる殺人を行うこと、利子を取ること、孤児の財産を貪ること、戦時の逃亡、貞淑で無実な女性信者を中傷することである。」 われはシルクを最も必要としない者。われを、われ以外のものと並べるような行いをする者を、われはそのシルクと共に放っておく。 あなた方の家を墓にはするな。私の墓をイードにはするな。そして私のために祈願するのだ。あなた方の祈願は、あなた方がいる場所からでも私に届くのだから。 「いかなる共同者もいない唯一のアッラー以外に崇拝すべきものはなく、ムハンマドはアッラーのしもべかつ使徒であること。イーサーはアッラーのしもべかつ使徒であり、アッラーがマルヤムへと吹き込まれた御言葉かつ魂であること。天国は真実であり、地獄は真実であること」を証言した者は、その行為に応じて、アッラーによって天国に入れられる。 アッラーに何も並べることのない状態でかれと面会した者は、天国に入る。アッラーに何かを並べている状態でかれと面会した者は、地獄に入る。 両ひげの間にあるものと、両足の間にあるものを私に保証する者には、私が天国を保証しよう。 ラー・イラーハ・イッラッラーフ（アッラーの他に真に崇拝すべきものはなし）は、最良のズィクル（唱念）である。 あなた方にとって天国は靴ひもよりも近く、地獄もまた同様である。 ５度の礼拝、金曜礼拝から金曜礼拝、ラマダーンからラマダーンは、その間の罪滅ぼしである。ただし、大罪を避ける限りにおいてだが。 ムスリムに降りかかる、いかなる疲労、病気、悩み、悲しみ、害、心配でも、アッラーがそれによってその者の罪滅ぼしとしてくれないことはない。たとえそれが、ささった棘であったとしても、である。 地獄は欲望によって覆われ、天国は苦難によって覆われている。 ムスリムのムスリムに対する５つの権利：挨拶を返すこと。病人を見舞うこと。葬儀に参列すること。招待に応じること。くしゃみをした者に祈願してやること。 売る時、買う時、債務の返済要求をする時に寛大な者を、アッラーは慈しまれる。 ある者は人々にお金を貸し、（自分の使用人である）若者に、こう言っていたものだった：「債務に苦しむ者が来たら、大目に見てやれ。アッラーが私たちを大目に見てくれるだろう。」こうして彼はアッラーと謁見し、アッラーは彼を大目に見たのである。 知識を求めて出発した者は、戻って来るまでアッラーの道の途上にある。 ２人のムスリムが剣をもって対峙し（戦っ）たら、殺した方も殺された方も地獄行きである。 合法なもの（ハラール）は明らかであり、非合法なもの（ハラーム）も明らかである。そしてその間には、多くの者が知らない紛らわしい物事（ムシュタビハート）がある。ゆえに疑念の余地がある物事から身を慎む者は、自らの宗教と尊厳に潔白であれるだろう。一方、疑念の余地がある物事に陥る者は、禁じられた領域に足を踏み入れてしまうことになろう。 まことにアッラーは、あなた方の身体や姿形をご覧になるのではない。しかしかれは、あなた方の心と行いをご覧になるのだ。 行いは、その意図によるものである。まことに全ての者は、その意図したところのものを得る。 １人の男が、預言者（彼にアッラーからの祝福と平安あれ）にこう言った：「私にアドバイスを下さい。」彼は言った：「怒るのではない。」彼は何度も繰り返し、「怒るのではない」と言った。 もしあなた方がアッラーに真の意味で委任するならば、鳥が朝には空腹で出かけ、夕には満腹で帰って来るのと同様に、（アッラーから）糧を授かるだろう。 僕が罪を犯して、こう言った：「アッラーよ、私の罪をお赦し下さい。」それで至高のアッラーはこう仰った：「わが僕は罪を犯した。そして彼にはその罪を赦し、それゆえに罰する主があることを知った。」 まことに公平な者たちは、アッラーのもとで光の台座の上にある。彼らは彼らの裁決、彼らの家族、彼らが任されたことにおいて公正な者たちである。 「陰口（ギーバ）を知っているか？」人々は言った：「アッラーとその使徒がよくご存じです。」預言者は言った：「あなたの同胞が嫌がることによって、彼について話すことである。」 まことに、ある者たちはアッラーの財産において不当な振る舞いをしている。彼らには審判の日、火獄があろう。 憶測をしてはいけない。憶測は最大の嘘の話だから。 全てのアーダムの子らは過ちを犯すもの。そして過ちを犯す者で最善の者が、悔悟する者たちなのである。 あらゆる善行はサダカである。 いかなる善行も、なおざりにしてはならない。それが、和やかな顔で同胞と会うことだったとしても。 強者とは腕力によるものではない。強者とは、怒りの際に自分自身を抑える者のことである。 よいことを教示した者には、それを行う者と同様の褒美がある。 死人を罵るのではない。彼らは既に自分たちが行ったものへと、立ち去ってしまったのだから。 会えば互いに背き合うようにして、その同胞を３夜を超えて避け続けることは、ムスリムにとって許されない。そして彼らの内より優れているのが、先に挨拶を始める方なのだ。 断絶する者は天国に入らない。 ナミーマをする者は天国に入らない。 糧が豊かに与えられ、寿命を長く伸ばされたいと望む者は、近親関係を保つのだ。 僕が彼の主に最も近付くのは、彼がサジダ（平伏礼）している時である。だから祈願を沢山するのだ。 アッラーと最後の日を信じる者は、よいことを喋るか、さもなければ黙っていよ。アッラーと最後の日を信じる者は、隣人を厚遇せよ。アッラーと最後の日を信じる者は、客人を歓待するのだ。 人を慈しまない者を、アッラーは慈しまれない。 アッラーに最も厭われる者とは、激しい議論好きである。 アッラーに最も愛される言葉は４つである。そのいずれで始めても、害することはない：スブハーナッラー、アル＝ハムドリッラー、ラー・イラーハ・イッラッラーフ、アッラーフ・アクバル。 天国に入れる最多のものが、アッラーに対するタクワー（畏れ）と、性格の良さである。 羞恥心は信仰の一部である。 ドゥアー（祈願）は崇拝行為である。 舌に軽く、秤には重く、慈悲あまねきお方に愛される、２つの言葉：スブハーナッラーヒ・ワ・ビハムディヒ、スブハーナッラーヒ・アル＝アズィーム アッラーにとって、ドゥアー（祈願）よりも大切なものはない。 アッラーは審判の日、同胞の尊厳を守ってやる者の顔を、地獄の炎から守って下さる。 ＂スブハーナッラーヒ・ワ・ビハムディヒ＂と一日に１００回言う者は、その罪を落とされる。たとえそれが、海の泡ほどだったとしても、である。 ＂ラー・イラーハ・イッラッラーフ・ワフダフ・ラー・シャリーカ・ラフ、ラフ・アル＝ムルク、ワ・ラフ・アル＝ハムド、ワ・フワ・アラー・クッリ・シャイイン・カディール＂と１０回唱えた者は、イスマーイールの子孫の内の者を４人解放したようなものである。 アッラーは、かれが良いことを望まれる者に、宗教における理解力を与える。 まことに、アッラーは敬虔で、自ら足れりとし、控え目な僕を愛される。 預言者（彼にアッラーからの祝福と平安あれ）は香水を拒まなかった。 最も信仰心の全き信仰者は、彼らの内で最も品性がよい者である。また、あなた方の内で最良の者とは、自分たちの女性に対して最良の者である。 優しさは、それを伴うものを飾りつけずにはおかず、それを失ったものを醜くせずにはいない。 まことにアッラーは、僕が食べ物を食べてアッラーを称えることをお喜びになり、飲み物を飲んでアッラーを称えることをお喜びになる。 信仰者はよい性格によって、断食し礼拝に立つ者の位階に到達する。 まことにあなた方の内で最善の者は、最も性格の良い者である。 まことにアッラーは、不正者に猶予を与える。そして彼を捕らえる時には、取り逃がさない。 私は私の（死）後に、女性よりも男性に対して有害な試練を残さない。 容易くし、困難にするのではない。（人々を）安らがせ、遠ざからせるのではない。 どこかに滞在する者で、「アウーズ・ビカリマーティッラーヒッターンマーティ・ミン・シャッリ・マー・ハラク（私はアッラーの完全なる御言葉に、かれが創造した悪からのご加護を乞う）」と唱える者は、その滞在場所から立ち去る時まで、いかなるものにも害を受けることはない。 私が自分自身の子、父親、全ての人々よりも愛しい者とならない限り、（真に）信仰したことにはならない。 スブハーナッラー、アル＝ハムドリッラー、ラー・イラーハ・イッラッラーフ、アッラーフ・アクバルと唱えること。 夜に雌牛章の最後の２節を読んだ者は、それで十分なのである。 アッラーの書から一文字でも読んだ者には、一つの善行がある。そしてその善行は、１０倍となる。 何かにすがる者は、そこに委ねられるのだ。 慈悲あまねきお方は、慈しみ深い者たちを慈しまれる。地にあるものを慈しめ。そうすれば天にあるお方が、あなた方を慈しんでくれよう。 アッラーの使徒（彼にアッラーからの祝福と平安あれ）は、カザゥを禁じた。 私たちは、無理に何かすることを禁じられた。 誰でも心から正直に『ラー・イラーハ・イッラッラーフ、ムハンマドッラスールッラーヒ （アッラーの他に真に崇拝すべきものはなく、ムハンマドはそのアッラーの使徒である）』と証言する僕は、アッラーによって地獄を禁じられる。 少年よ、アッラーの名を唱えよ。右手で食べ、自分の近くから食べるのだ。 食べる時は右手で食べよ。飲む時は右手で飲むのだ。というのもシャイターン（悪魔）こそが左手で食べ、左手で飲むのだから。